OUR STORY

「WASHIKA」バッグ -
  伝統とエレガンスの融合

美濃の伝統的な紙漉きの風景

美濃の手漉き和紙と牛革を組み合わせ、岐阜で手作りされる「WASHIKA」バッグ。
職人が一針一針に伝統の技を込め、時代を超えたクラフトマンシップを表現しています。
伝統的な日本の文化を再発見してみませんか?

岐阜の職人が地元の特産品を使い、心を込めて作ったバッグ

日本列島のちょうど真ん中にある岐阜県。その岐阜県の中心部に位置する美濃地方は古来よりの和紙の産地で、豊かな歴史と紙漉き技術への揺るぎないこだわりで知られています。
美濃の先には豊かな自然に恵まれた飛騨地方があり、手つかずの自然が残る森や穏やかな山並みが、自然の恵みを謳歌しています。
岐阜の緑豊かな風景とのどかな環境は、WASHIKAのバッグづくりに携わる職人たちに絶え間ないインスピレーションを与えています。

「うだつの上がる」美濃市の町並み

美濃地方に受け継がれる和紙職人の技

美濃は何世紀もの間、日本の伝統的な紙漉きの中心地であり、代々その技術を受け継いできました。美濃の中心には清流長良川が流れ、その清らかで柔らかな水は、繊細な和紙の繊維を漉くのに欠かせません。
美濃の職人たちは、今でも伝統的な製法で一枚一枚丁寧に和紙を漉き、美濃の伝統が息づく、強さと風合いを兼ね備えた比類のない和紙が完成します。

バッグづくりを通じた和然のサスティナビリティへのアプローチ

私たちは環境への負荷を極力抑え、自然と共生するライフスタイルを提案しています。和然のバッグは、伝統的な和紙を使用し、地元の職人が手がけています。
このサステナブルなバッグは、環境に優しい素材である和紙を主要な素材として採用しています。和紙は環境負荷が少なく、伝統的な製法で生産されています。加えて、和紙の製造にはこんにゃく引きや柿渋染めなど、自然由来の素材が使用されています。これにより、バッグの製造においても環境への負担を軽減しています。

このバッグは地元の職人によって手作業で製作されています。職人の高度な技術が光るデザインや仕上げにより、製品には温かみとユニークな特徴が加わります。地元の職人を支援することで、地域社会においてもポジティブな影響を生み出しています。

和紙とレザー、そして地元職人の手仕事が融合したこのサステナブルなバッグは、持続可能な未来への一歩と捉えられます。自然素材の活用と地元コミュニティの支援が結びついたこの製品をぜひ手に取ってみてください。


和紙の魅力

和紙の歴史

和紙は、日本の歴史と文化に深く結びついています。和紙はその特有の質感と耐久性により、幅広い用途に活かされています。西洋の紙が主に書写や印刷といった記録用媒体や包装用として用いられるのに対し、和紙は建築、工芸、美術、日常生活のあらゆる側面に利用されてきました。

伝統的な日本の家屋

日本の伝統的な家屋では、障子や襖、屏風などの間仕切りに和紙が広く使用されてきました。和紙特有の質感は、室内の光と風を調節し、美しい和の空間を作り出すのに貢献しています。また、扇子や和傘の材料としても用いられ、その耐久性が評価されています。これらは日本の伝統的なアイテムであり、和紙はその美しさを引き立てる役割を果たしています。

色とりどりの扇子

また和紙はその耐久性でも知られ、一般に西洋の紙の寿命が100年と言われているのに対し、和紙の寿命は1000年を超えると言われています。奈良の正倉院には、現存する日本最古の紙として西暦702年の美濃国の戸籍用紙が所蔵されています。 和紙の原料は繊維が太くて長く、化学薬品を一切使わないため、劣化が起こりにくいためとされています。


手漉き和紙の文化

和紙の製造において特に重要な役割を果たすのが手すき和紙の文化です。手すき和紙は、職人たちが手作業で和紙を製造する伝統的な方法で、その繊細さと品質が高く評価されています。この手漉和紙技術は、2014年ユネスコによって世界無形文化遺産にも登録されており、その独自性が国際的に認識されています。
WASHIKAのバッグに使用されている和紙は、岐阜県美濃市の職人によって、手漉きで丹精込めて作られており、その品質と美しさは伝統に裏打ちされています。

原料は茨城県産の大子那須楮に限定されています

手漉き和紙の製造は、非常に時間と手間をかけたプロセスです。美濃の和紙の原料となるのは繊維質を多く含んだ「楮(こうぞ)」という植物。これを火にかけ、 煮ることで繊維を取り出します。さらに撹拌をつづけ、繊維質を細かく均一にほぐしていきます。 続いて「とろろあおい」を混ぜます。とろろあおい(黄蜀葵)は葵科の植物で、黄色い大型の花をつけ、晩夏に咲く植物です。この根の部分を混ぜることで紙漉きの溶液が出来上がります。この溶液を「船」に入れ、一枚一枚紙を漉いていきます。この長いプロセスを通じて、和紙は美しさ、耐久性、そして繊細な風合いを備えた素材へと昇華します。



和紙は日本文化の象徴であり、その多様な用途と品質は国内外で高く評価されています。和紙を使用した製品は、その美しさと実用性を兼ね備え、持続可能な製品としての価値を提供しています。WASHIKAのバッグは、和紙の魅力とその歴史に触れられる優れた例です。和紙とレザーの組み合わせが生み出す美しいバッグを通じて、和紙の価値と文化を一層深く感じていただけることでしょう。


本物の和紙バッグ

WASHIKAのバッグの最大の特徴は、手漉きの和紙そのものを使っていることです。
和紙バッグと呼ばれる製品の多くは、和紙糸から作られた生地を使用したり、ビニールコーティングを施したりしていますが、私たちのバッグはそのような工程を経ず、和紙の美しさをそのまま活かしています。

和紙一枚一枚に手作業でこんにゃく引きを施します

さらに、和紙をバッグとして使用するために、こんにゃく引きという独自の技法を採用しています。この技法により、和紙に自然なハリとコシが生まれ、バッグとしての使用に耐える強度が生まれます。
和紙独特の軽さ、薄さはそのままに、バッグとしての実用性を備え、その美しさを長く楽しんでいただけます。



雨に濡れても安心

WASHIKAのバッグに使用されている伝統的な手漉き和紙は一般的な紙とは異なり、驚くほどの強度を誇ります。雨や水に濡れても、通常の紙製品のように脆くなることなく、しっかりと乾かすことで元通りにご使用いただけます。
水に濡らしたバッグの強度を実証する動画をご用意しましたのでぜひご覧ください。和紙はびっしょりと濡れた状態で力を加えても破れたり形が崩れることはありません。



WASHIKAのバッグは普段使いから特別な日まで、どんなシーンでも安心してお使いいただけます。


表面の皺が魅力を加える

和然のバッグは、時間とともに変化する独自の魅力を持っています。表面に刻まれた細かいシワは、使い込むうちに独自の風合いを生み出し、あなただけのオリジナルなバッグに仕上がります。時間が経つごとに使い手との絆を深めていきます。


和紙と革の組み合わせから生み出される美しいバッグの数々をご覧いただき、日本の伝統的な職人技と品質への情熱を体感してください。